- きかい
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きかい【奇怪】(1)不思議なこと。 あやしいこと。 また, そのさま。 きっかい。
「~な事件」
(2)不都合なこと。 けしからぬこと。 また, そのさま。 きっかい。「教育者にあるまじき~な話」
﹛派生﹜~さ(名)IIきかい【棋界】囲碁・将棋に関係している人々の世界。IIIきかい【機会】ある行動をするのに最もよいとき。 おり。 チャンス。IV「絶好の~だ」「~を逸する」
きかい【機械】小説。 横光利一作。 1930年(昭和5)「改造」に発表。 ネームプレート工場を舞台に, 「私」を含む四人の間の, 歯車のようにからむ心理的葛藤を描く。Vきかい【機械・器械】(1)動力源から動力を受けて一定の運動を繰り返し, 一定の仕事をする装置。 主に, きっかけを与えると人力を借りずに自動的に作動するものをいう。 からくり。(2)精密な作動をする実験・測定用の装置。「観測~」
〔規模の大きいものを「機械」, 小さいものを「器械」と書いて区別することがある〕(3)(器械)うつわもの。 器具。 道具。(4)書名(別項参照)。VIきかい【毀壊】こわしやぶること。 こわれやぶれること。VII「民約を~するに至る/民約論(徳)」
きかい【気塊】数十~数百キロメートルの水平規模で一様な性質をもつ, 地表付近の大気の塊。VIIIきかい【気海】(1)地球を包む空気の広がりを海にたとえていう語。(2)〔元気の集まる海の意〕鍼灸医学のつぼ(経穴)の一。 へそ下一寸半の所。IXきかい【規戒】いましめること。 また, その規範や戒律。X「年少の軍官を~せしが/西国立志編(正直)」
きかい【貴会】相手の会を敬っていう語。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.